コンサルティングとは
私は某コンサルティングファームに勤務しておりますので、その中での仕事内容を簡単にお伝えしたいと思います。
コンサルティングの仕事とは、簡単に言えば「クライアントの問題・課題を発見し、それを解決するサポートをすること」です。
よくある実際の業務のステップとしては、以下の5つのステップがあります。
【コンサルティングのステップ】
①クライアント企業の現状(As is)を分析・把握する
②分析結果を踏まえ、今後目指したい姿(To be)の案を提示し、クライアントと議論し方向性を決定
③今後目指したい姿(To be)を実現するために、何をどのように実施していくか施策レベルで考える
④上記施策を実行するための計画(ロードマップ)を立てる
⑤施策を実施することを伴走支援する
この中(プロジェクト)で、主に新卒や中途未経験が主に果たす役割としては、マネージャー以上が指し示す大枠の方向性に合う形で、①~⑤の具具体的な内容を資料(パワーポイント)に落とし込むことであり、逆にマネージャーはプロジェクトの方向性を検討し、部下を指揮しながらクライアントと約束した納期までに成果物(役員報告資料や検討経緯のまとめ)を納品することと、そもそもの仕事をとってくることが主な業務になります。
なお、おおよそのランク(等級)と役割は下記のイメージです。
また、コンサルティングのテーマは以下のようなものがあり、会社や部署によって領域が大きく分かれているところも多いです。
コンサルタントの年収
気になる方も多いコンサルタントの年収ですが、おおよそ下記のとおりです。
いわゆるBIG4(EY/Deloitte/KPMG/PwC)の最高水準でこの程度と言われています。
(なお、戦略コンサルは1-2段階高いイメージです。)
早ければ、20代で年収1,000万円に到達することを魅力に感じる方は多いかもしれないですね。
ただし、額面はいいですが、福利厚生が日系大手企業よりも少ないことと、労働時間の長さを考えると必ずしもコストパフォーマンスが良いとは言えないと思います。
しかしながら、仕事を通じた成長や知識の習得、人脈形成を目指している方には年収以上の得られるものはあると思います。実際コンサルティング会社で身に着けた知識・スキルや人脈を活かして、独立したり、事業会社で活躍されている方も多くいらっしゃいます。
等級 | 年収 | 年次(新卒入社時) |
アナリスト | 530万~600万 | 1-2年目 |
コンサルタント | 650万~800万 | 3-5年目 |
シニアコンサルタント | 850万~1100万 | 5-7年目 |
マネージャー | 1200万~1500万 | 6-9年目 |
シニアマネージャー | 1500万~2000万 | 実力次第 |
ディレクター/パートナー | 2000万超~億レベル | 実力次第 |
いかがでしたでしょうか?
今日は簡単ですが、コンサルティングの仕事と年収についてお伝えしました。
華やか!かっこいい!というイメージがある方もいるかもしれませんが、実際はインタビューや資料の読み込み・分析を片っ端からして、まとめ上げていくという地味な、ある意味泥臭い仕事が大半というところは実際に入社された方がよく感じるところかと思います。
就職・転職をお考えの方はぜひ、周りのコンサルティング会社勤務の方に直接お話を聞いてみるとよいかと思います。
コメント