実際にコンサルで働いて感じたメリット/デメリット~本音でお伝えします~

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コンサルの仕事イメージ 仕事・転職

今日は私がコンサルファームで働いていて、感じている良い点悪い点(≒メリット/デメリット)についてお伝えします!
これからコンサル業界に新卒で入りたい方、転職を考えている方に是非ご参考にしていただけると嬉しいです。
コンサルの業務内容や年収を知りたいという方はこちらの記事もぜひご覧ください!

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メリット

成長を感じやすい。基礎的なビジネススキルが身につく
・一緒に働く優秀な仲間から刺激を受けやすい
 ・他業界への転職もしやすい
→PCスキル(Excel/PowerPoint/Word)が一般的な会社よりも強く求められますし、いわゆるロジカルシンキングも常に必要となります。また、プレゼンも週一回程度は必ずあるので結果として他業界でも活かせるスキルが身に付きやすいです。

自社だけでなく、広く社会の課題解決に貢献できる
 ・様々な業界の案件を担当することができ、知見・知識が広がる
→私は事業会社から転職してコンサルにおりますが、事業会社では出向や転籍をしない限り基本的には自社の課題解決(売上・利益アップや組織の効率化・適正化等)しかできませんが、コンサルはプロジェクトベースで様々な業界の様々な課題解決に取り組むことができません。

お客様から直接感謝をいただきやすいので、やりがいを感じやすい
 ・お客様と密にコミュニケーションを取りながら仕事を進めるため仲良くなりやすい
→コンサルは分類の仕方によっては「サービス業」なので、ある意味接客に近く、お客様と膝を突き合わせて議論する中で直接感謝の言葉を投げかけていただけることも多いです。事業会社にいたときは、エンドユーザーの顔が見えない部署にいたので、こういった体験はありませんでした。(もちろん事業会社でも部署に寄るかとは思いますが、コンサルは直接感謝をいただく機会が相対的に多いと思います)

報酬が一般的な会社よりも良いことが多い
 ・業界全体でも報酬が高い傾向がある
こちらの記事でも詳しく書きましたが、一般的な会社よりも報酬が高い傾向にあります。総合コンサルファームであれば、新卒で年収500万円以上はあります。ただし、福利厚生(家賃補助等)がないファームがほとんどなので、その面では、実質の手取りとしての報酬はあまり変わらないかもしれません。
ただし、その後の給与の上昇率としては一般的な会社よりも高いのは間違いありません。
同年代の友人にも聞いたイメージ感として、福利厚生も合わせた報酬は、商社>金融≒コンサル>>>メーカー等という感じです。

自由に自分のペースで仕事をしやすい
・在宅勤務、フレックスを入れているコンサル会社がほとんどで自由に仕事をしやすい(成果さえ出せば)
→2020年からのコロナ渦もあり、ほとんどのコンサルファームでは在宅勤務・フレックスの活用がより促進されています。私の所属するファームではプロジェクト次第ではありますが、3-4か月のプロジェクト期間中、一度も出社しないことはよくあります。また勤務時間は一程度決まっていますが、裁量労働制ですので、成果さえ出せば、勤務時間を短くしても何も言われませんし、日中に病院や銀行に行くなども自由です。(日中は会議が詰まりっぱなしで結局行きにくい面はありますが。。)

デメリット

成長を感じやすい分、労働時間は一般的な会社より長い
 ・長く働く必要があるのではなく、お客様に満足していただこうとすると時間がかかりやすい
→ファームによりますが、勤務時間は正直長いと思います。もちろん優秀で効率的な方や仕事に重きを置いていない方は9-18時で働かれている場合もありますが、大半は最低でも平日9-21時くらい、土日のどちらかで3-4時間の作業をするが私が周りを見て感じているデフォルトのイメージです。
ただし、ダイバーシティ&インクルージョンの観点から、多様な働き方を認める風土ができてきていますし、長時間労働撲滅の動きはどこでもありますので、今後よりよくなっていくと思います。時代の流れもあるので、少なくともこれ以上増える可能性はゼロに近いと思います。

結局、課題を解決できるかはお客様次第のことがある
 ・課題と解決策を見つけてもお客様が取り組もうと思ってくれないと解決できない
 (そこを上手くリードするのもコンサルの役割)
→やはりコンサルとして提案はしますが、最終的にその提案を受け入れて実行するかしないかはお客様(クライアント)次第なので、そこでもどかしさを感じることはあります。高いコンサルフィーを払ってもらったけども、結局クライアントの課題解決に向けた実際のアクションに繋がらなかったというのはある話です。ただし、クライアントをうまくリードして、実際のアクションに繋げるのもコンサルタントの腕の見せ所といえるのだと思います。論理的に正しいことだけでなく、先方の感情や足元の事情を総合的に勘案して、提案することが大事だと感じています。

商品が目に見えず、成果が出ない場合は、きつめのクレームやご意見をいただくこともある
 ・チーム全体でまったく貢献できないということはあまりないが、場合によってはクレームあり
→コンサルの成果物は、基本的には何か形あるものではなく、それまでに議論をしてきたPowerPoint資料等になりますので、それに価値を感じてもらえないときついクレームをいただくことになります(クライアントがプロジェクト開始時に想像していたものと、最終成果物が異なるということがあり得ます)。ただどの業界でも、目に見える商品があっても同じようなことはあるかと思います。

長く会社に勤める人が少なく、長期的な人間関係を築きにくい
 ・転職しやすく、仕事が厳しいので勤続年数が短い
→コンサルフォームの平均勤続年数は3-4年といわれることがありますが、他業界に比べると短いです。人の入れ替わりが激しいので、自分から動いていかないと長期的な人間関係を築きにくいところはあると思います。また、プロジェクトベースの働き方なので、プロジェクトが変われば、毎回働くメンバーも大きく異なるので、人間関係も大きく変化することになります。
ただ、人間関係を築くことができれば、それぞれコンサルファーム内外で活躍される方も多いので、良い人脈形成にはつながりやすいというメリットはあるかと思います。(内外の人脈を使って同じファーム内でより良いポジションを獲得したり、他社に転職したり、独立したりすることもよく聞きます)

自分を律することが高いレベルで必要
 ・自由な分、自分を厳しく律して業務を進める必要がある
→コンサルファームは基本的に成果主義ですので、その成果創出までのプロセス(働きや業務の進め方)は自由です。成果さえ出していれば、法に触れるようなことをしたり、組織を乱さない限りは基本的には自由な働き方ができます。ただし、その分自分を律することができないと適切なアウトプットを出すことができずに結果としてファームでの自分の立ち位置がなくなり離職することになる可能性があります。特に今は在宅勤務が中心となっているファームがほとんどですが、在宅勤務で仕事をさぼってしまい、プロジェクトから外されてしまう方もゼロではないということを聞いています。ただし、コンサルファームを志望される方は、仕事に力を注ぎたいという方が多いと思いますので、基本的には心配ないかと思います。

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