コンサルタントの仕事内容~予想以上に泥臭いリアルなコンサルタントの仕事とは?

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コンサル仕事イメージ 仕事・転職

皆さんコンサルタントの仕事内容について、どんなイメージがありますか?
何となく、「難しいことをやっていそう」とか「胡散臭い」、「激務そう」などのイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。(そもそも知らない、よく分からないという方も多いかもしれません)
本日はそんなコンサルタントの仕事内容を具体的にイメージしていただきやすいように、お伝えします。
コンサルタントのリアルな仕事内容を知りたいという方は是非お読みください。
就活・転職活動でコンサルティング業界を志す方にも参考にしていただけるのではないかと思います。

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前提:コンサルティング会社における配属とプロジェクトへのアサイン

まずはじめに、前提として、コンサルティング会社に入社する(した)ときに最初に決まる配属とプロジェクトアサインについてお話します。
新卒は配属を決めずに採用するコンサルティング会社も多いと思いますが、入社後、本人希望を踏まえ、一定のテーマに沿った部署に配属されることがほとんどです。例えば、戦略やM&A、組織・人事を業界問わずに扱う部署や、逆に業種別(製薬・医療業界・メーカー)に扱う部署があります。
一方で、転職して入社した中途社員は前職を踏まえて、入社前から部署が決まっていることがほとんどです。

まずは上記のような形で決まった配属先において、各人の経験やスキルを踏まえて、「プロジェクトアサイン」というものが組まれます。要は、その所属部署が抱える数あるコンサルティング案件の中から、このプロジェクト(案件)をこの期間担当してくださいと言われるものが「プロジェクトアサイン」です。マネージャー以上は自ら案件をとってきて、基本的には自分自身がその案件にかかわりますが、非管理職であるスタッフ層は上がとってきたプロジェクトのものからアサインされます。

このようにプロジェクトアサインされると、そのプロジェクトの責任者(プロジェクトマネジメント)から、連絡がきてあとはプロジェクトスタートとなります。

仕事内容(プロジェクトワーク)

実際のプロジェクトが始まった際に、スタッフ層がやることを具体的にお伝えします。
なお、通常3か月程度で一区切りのプロジェクトが多いため、下記はそのイメージで記載しています。

【キックオフ時:1-2週間】
プロジェクトが始まるとまず初めにすることは、下記のイメージです。
プロジェクト期間全体を見通して、ある程度どんな論点があるのか、それに対する仮説は何でタスク・スケジュールはどうするのかというところをラフにですが、決定することが多いです。
・クライアントへのご挨拶
・定例MTGの日程調整
・社内のプロジェクトチームメンバー会議の日程調整
・WBSの見直し(提案時のものから)
・初回MTG資料の作成(論点・タスク・スケジュール整理等)

【プロジェクト期間中:8週間】
プロジェクト期間中の主な仕事内容は下記のとおりです。
ひたすらプロジェクトに関連する情報収集をし、その結果をまとめたり、その結果からクライアント企業への示唆・提案を考え、その内容をpptにまとめていくイメージです。
大体週1回2-3時間のMTGをすることが多いと思いますので、そこに向けて、毎回pptでいうと30-40枚の資料を準備することが多いです。
仮説が見えていたり、情報収集がうまくいくとスムーズですが、そうでない場合は、ここで長時間労働、激務になりやすいと言えます。
毎週決めるべきことを決めて、議論が必要な論点をどんどんとつぶしていきます。

・クライアントへの必要資料の請求・整理
・情報収集(政府機関の発行資料、社内有識者・社外有識者へのインタビュー等)
・クライアントの現状分析
・各種シミュレーション(Excel)
・資料作成(ppt)
・議事録作成(Word)

【プロジェクト終了前:2週間】
プロジェクト終了2週間前は、プロジェクトの着地に向けて動いていきます。
主な内容としては、残論点をつぶしこみ、その期間にプロジェクトとして決めてきたことや成果をまとめ、クライアント企業内での報告をしたり、成果物という形で資料にまとめて、納品することが主な仕事内容となります。

・残論点の潰しこみ
・最終報告準備(経営層やプロジェクトのオーナー)
・コミュニケーション施策の検討・実施(関係者説明用の資料作成等)
・最終成果物の作成・納品
・次フェーズに向けた提案や示唆

その他の仕事内容

そのほかの仕事としては、①社内でのサービス開発、②委員会活動のような組織に貢献する活動がある場合が多いです。
①社内でのサービス開発については、そのコンサルティングテーマ(テーマ別・業界別)の中でもさらに細分化して、それぞれのチームでクライアント企業に新たなサービスを提供できないか検討・議論するイメージです。
②委員会活動のような組織に貢献する活動は、例えば、部署の会議企画やコミュニケーションを活性化させる活動、そのファーム・サービスをさらに外部に打ち出していく企画などがあります。また採用のお手伝い(インターン参加、面接官対応、母校での説明会)なども実施されていることがあります。

もちろん先に述べたプロジェクトワークが最優先ですが、こういった活動もコンサルティングファームを運営していくためには欠かせないため、人事評価の内容に入ってくることがほとんどです。
一匹狼が多そうなイメージもあるかもしれませんが、プロジェクトワークとは異なり、こういった活動で和気あいあいと進めている方も珍しくないです!


以上、いかがでしたでしょうか?
コンサルティング会社の仕事内容のイメージは少しでもつきましたでしょうか?
何かご質問・コメントございましたらお気軽にご連絡ください。
本日もお読みいただきありがとうございました。

アージスジャパン

ロバート・ウォルターズ

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