コンサル業界を目指して情報収集されている方も多いのではないでしょうか?
メーカー・商社・不動産などどの業界からも転職して、それまでの経験やスキルを活かせるコンサルティング会社は転職先として昨今ますます人気になっています。
今回は私が実際に総合コンサルファームの中途面接を受けた際の内容や対策についてお伝えします!
(私は総合コンサルを4社受けましたが、内定をいただいたのは2社でした)
面接内容
いわゆるBIG4と呼ばれる総合コンサルティング会社(PwC、デロイト、KPMG、EY)の面接は3回程度のことが多いです。
会社にもよりますが、大枠のイメージは下記のとおりです。
最終面接後に、人事部と面談もしくは電話し、オファーレター(年収等の条件)が提示されることになります。
標準的な例 | 時間 | 内容 | 面接官 | ポイント・解説 |
---|---|---|---|---|
1次面接 | 30分 | 【採用面接としてオーソドックスな内容】 ・これまでの経歴 ・実績・経験 ・なぜコンサルか ・なぜうちの会社か ・(逆質問:何か聞きたいことはあるか) | マネージャー or シニアマネージャー1名 | どの企業でもよくある面接内容です。 ただし、あまり個人の強みというよりは経験が重視されて聞かれる印象です。 そのため、経験や実績の棚卸をしてそこで自分がどんな役割を果たしたのかをしっかりと説明できるようになる必要があります。 |
2次面接 | 60分 | 【コンサル特有のケース面接】 ・あるお題について、自分の考えをまとめてプレゼンし、その場で議論する形式です。私が受けたときは、新聞記事を読んで、それに対して賛成か反対かを30分でホワイトボードにまとめて、その後10分程度で面接官にプレゼン、残り20分は質問を受けながら議論という形でした | マネージャー or シニアマネージャー1名 | コンサル以外であまりない種類の面接のため、対策が必要です。ここで落ちてしまう人も多いとのことです。 ここで試されているのは主に、論理的な思考能力・思考の柔軟性・知的体力だと思います。 様々な質問が飛んでくるので、そこで柔軟に自分の考えを伝えたり、場合によっては訂正できるか見られていると思います。また思考停止するのでなく、最後まで自分の頭で考え続ける=知的体力があるかも見られているので最後まであきらめないことも大事です。 |
最終面接 | 30分 | 【パートナーによる最終見極め・意思確認・面接】 ・ここはパートナーに最終的な判断をされる面接になります。 本当にこの経験・能力を持つ人材をとる必要があるか、人件費予算を考えたうえで、限りある採用枠をこの人材に割くか?を判断していると思われます。 あとは確実に採りたい人材であれば、他社の選考状況や希望状況(年収)を確認されることもあります | パートナー(役員) | ここも1次面接と同様に特別な対策はあまりないと思います。 ここまで面接を進んでいるということは実力は評価されているのであとは会社に合うかどうか、会社としてのタイミングでほしい人材かどうかというところで決まってくると思われます。 自信をもって熱意を伝える必要があります。 |
おすすめの対策
面接全般の対策としては、やはりエージェントを使うことをお勧めします。
コンサル業界を目指すのであれば、コンサル特化のエージェント(ムービン、エグゼクティブリンク)がおすすめです。エージェントとの相性もあるので、最初から一社に絞るのではなく、まずは複数のエージェントに相談してみて、どこにお願いするか考えるのが良いと思います。
上記2社は面接に向けた課題なども出されるので、結構準備が大変ですが、合格率はぐんっと高まると思います。またエントリーシートに書く内容や過去の面接情報も多く持っているので、心強いです。
対策としては正直エージェントに相談しつつ、その内容をベースに着実に進めるとおおよそ大丈夫かと思います。
ただし、ケース面接については、ある程度追加で自分で準備しておくこともおすすめします。
私は、以下の問題集・参考書などを使って対策しました。
解説も読みながら、参考書を2-3周解けば、たいていの問題は最低限考えられるようになるかと思います。考え方の型を身に着けておくと面接はもちろんのこと、その後コンサルファームに入社した後にも必ず活きてくるので、やっておいて損はないです!
参考書をやり尽くしたら、あとは街中にあふれているものに対して自分で問題を作って思考をしてみるなどもいいと思います。例えば、私の場合は、電車に乗っているときに「この電車に乗っている人は何人だろう、中吊り広告はどれくらいあるだろう」とフェルミ推定をしたりしてました。
【お勧めの問題集・参考書】
・現役東大生が書いた 地頭を鍛えるフェルミ推定ノート―「6パターン、5ステップ」でどんな難問もスラスラ解ける!
・東大生が書いた 問題を解く力を鍛えるケース問題ノート―50の厳選フレームワークで、どんな難問もスッキリ「地図化」! 「東大生が書いたノート」シリーズ<
まとめ
いかがでしたでしょうか?
面接を受ける前は不安ですよね、、対策など少しでも参考になりましたら幸いです。
対策は大変ですが、楽しみながらできるかどうかも大きなポイントかと思います。
もしも何かご質問やご相談がありましたらツイッターのDMなどでもぜひご相談ください。
微力ながら、可能な範囲でアドバイスさせていただきます!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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